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奈良県知事 柿本善也 殿
2003年12月22日
日本共産党奈良県会議員団
県会議員山村さちほ
県会議員田中美智子
県会議員今井 光子
日本共産党奈良県委員会
県委員長田辺実
県常任委員 豆田 至功
2004年度奈良県予算編成にあたっての申し入れ
福祉、医療、雇用対策の充実で暮らし応援の県予算に
県民の暮らしは長引く不況と、小泉内閣の痛みのおしつけにより、かつてなく深刻な事態となっています。小泉内閣は、がんばっている企業を「不良債権処理」の名でつぶし、倒産と失業を激増させ、県内でも中小企業倒産は、2003年11月末現在169件、負債総額1374億円(東京商工リサーチ調べ)。雇用も、有効求人倍率(2003年9月現在)は0.52倍と厳しい状況が続いていいます。
また、医療保険改悪で、高齢者の医療費窓口負担1割、本人負担も3割に引き上げられ、介護保険料も上がり、年金給付金は引き下げられる、所得税、発泡酒の増税などあいつぐ負担増が暮らしを直撃しています。
政府は、「財政が大変だ」と言って、大型公共事業や軍事費は聖域にしたまま、憲法違反の自衛隊のイラク派兵に3001億円以上も予算をつぎこみながら、三位一体の改革なるものをすすめようとしています。これは地方に一定の権限と税源を移すかわりに、国庫補助負担金を大幅に廃止縮減し、地方交付税も縮小して、結果として、国から地方への財政支出を削減しようというものです。
これでは、国民の権利として保障すべき福祉や教育の水準が後退してしまい、地方自治体の財政に重大な困難をもちこむ、許しがたいものです。そのうえ、今、財界の圧力で消費税率の10%以上への引き上げという途方もない計画さえもちこんでいます。
この大変なときに、県民の暮らしと営業を守る奈良県政の本来の役割をはたすことが強く求められています。
来年度の予算編成にあたっては、県民の暮らしと雇用を守り、福祉の充実を図ることを第1に、特に下記の点に留意され、県民こそ主人公の予算とされるよう要望します。
- 予算の主役は、福祉、医療、教育の充実、失業者救済のため、公的就労対策や雇用拡大、地場産業、中小企業、農林業の営業を守る対策を重点におき、「暮らし応援」の予算とすること。
- むだな公共事業、開発計画について、徹底した見直しをおこない、岩井川ダム建設、奈良東部広域農道建設の中止、佐保川ダム計画の見直しや関西学研都市第二工区開発は中止して、京奈和自動車道大和北ルート建設計画、関西空港第2期工事の中止を国に求めること。
- 地方自治体の財源を確保するため、政府に地方交付税の削減、国庫補助負担金の縮小、廃止の撤回と地方交付税率の引き上げ、高利政府資金、地方債の借り換え、十分な税財源の移譲など財政措置を求めること。
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