| 今井光子議員 私は日本共産党を代表して知事並び関係部長、教育長に一般質問致します。質問に入る前に、今回の知事選挙で、日本共産党は前回に続き沢田博候補を擁立し、暮らし応援の県政に変えるため、全力を尽くします。多くの県民の皆様の絶大なるご支援を期待して質問に入らせていただきます。
1 憲法の平和原則、知事の所見をただす
今井光子議員 憲法の平和原則について知事に質問します。
日本国憲法の恒久平和の原則を県の行政に生かすことは知事の重要な任務です。憲法9条を焦点とした改憲論の危険な動きが強まっています。
小泉総理は2005年11月をメドに自民党の憲法改正案を取りまとめるように指示しました。日本共産党と、社民党以外の主な政党が改憲の方針を打ち出し、国会では憲法を踏みにじりイラク派兵法などの相次ぐ海外派兵法が強行され自衛隊派兵が拡大されて来ました。これまで政府は海外の自衛隊の活動については、「武力行使と一体にならない支援は許される」と言って来ましたが、いまだに戦火がつづくイラクへの、派兵計画を強行させることは不可能になって来ました。アメリカのアーミテージリポートで「集団的自衛権を禁じていることが両国の同盟協力を制約している」と述べたことが、海外派兵法の強行と改憲論の起爆剤になっています。アメリカの戦争に日本を協力させるため憲法9条を取り除き、歯止めの無い海外派兵に道を開くことが最大のねらいです。
この動きは国連憲章に基づく平和の国際秩序をもとめる世界の動きに真っ向から対立するものです。改憲論は国民が望んだものでは在りません。日本国憲法は、二つの世界大戦の反省から、二度と戦争をしないことを定めました。憲法9条を守ることは日本の恒久平和を保障するだけでなく、憲法9条をもつ国として世界の平和に貢献することができます。
私はこの憲法こそ21世紀に日本が世界に誇る物であると思います。知事のご所見をお伺いいたします。
柿本善也知事 国際平和の実現というのは、地球上のすべての人々の共通の願いでございます。国土の荒廃や国民の被害というものを思うと、戦争ほど悲惨なものはないと、こういうことはどなたも認識しておられると思います。しかし、残念ながら今でも、地球上でさまざまな戦禍がたえないというのも現実でございます。このような紛争は、平和的に解決をして戦争を回避するという努力を重ねることは大切でありますが、そのためには、お互いの信頼と、そういうものを拡充して行くことが必要であると思われるわけでございます。憲法9条をご指摘いただきましたが、これまで果たしてきた役割がございます。同時に、今日また、日本の国際貢献のあり方とも関連して、諸般の憲法改正の論議がおこなわれているところでございます。
しかし、私は、奈良県というところで仕事をさせていただいております。奈良県という地方公共団体の立場からできることを申し上げますと、やはり、国際文化観光平和県ということを宣言した奈良県でございますので、その奈良県が有する歴史的文化的遺産などを活用しながら、今後とも、さまざまな分野で世界の人々と交流や相互理解を広げることが重要と考えておりまして、こういった分野で、世界平和のための実現に寄与してまいりたいと考えております。
今井光子議員 知事は、憲法9条はどう思っているのか、見直すべきと思っているのか、そこの点が、お答えいただかなかったように思いますので、お答えいただきたいと思います。
柿本善也知事 何を私に聞かれたのか、分かりませんが。憲法9条の存在意義はあると思います。私は、十分お答えしたつもりでございます。それ以上のことを、県知事としてお答えすべきかどうか。個人的に、どこかでお話ししましょうということなら、いくらでもお話ししますけれど、県知事として憲法9条についてどう思うかということをお話ししたら、どういう話になるかということもお考えいただいて、先程の答えでご了解いただきたいと思います。 |